総合的な視野から
システムを担い、
最先端医療を支援する

K.N.

東京本社 システム部門
第2統括 
遠隔医療サービスユニット
2019年入社

Career Path

学生時代
経済学部の学生でまったくの文系だったが、仕事について考えたとき、「手に職」を持つ職人的な世界への憧れが出てきた。一方、就職活動においては友人と企業や業界を研究しつつ、戦略的に企業を選択し、足を運んだ。
1年目
入社後、研修で初めてプログラミングなどシステムの基本を学ぶ。第2統括エンタープライズビジネスグループに配属。ここで、遠隔医療サービスに出会う。
4年目
業務が拡大して、新たに「遠隔医療サービスユニット」発足と同時に異動。遠隔医療サービスシステムは成長し、ベーシックのシステム製品「DxDoor Neuro」となって販売されている。医療現場からのニーズをすくい上げながら、システムの開発、実証検証、改良などに取り組んでいる。

“手に職”志向が、 SEへ向かう出発点

就職先としてベーシックに注目したきっかけは、企業サイトで、「鉋も使える建築士」というキャッチコピーを見て魅かれたこと。文系学部出身で、パソコンとは縁のない生活をしていましたが、「手に職」を持ちたいという思いがあったからです。また、就職関連のイベントで初めてシステムエンジニア(SE)という職種を知り、さまざまな業界の仕事ができることに関心を持ちました。
システム会社を選ぶときは、文系出身で未経験の人間も受け入れ、研修が充実していること、大企業のように社員が多過ぎず、顔の見える人間関係があること、顧客や業務が偏らない独立系であること、といった基準で考えた結果、選んだのがベーシックです。
事業は一括請負案件が中心なので、自由度が高く、仕事がしやすいという期待もありましたし、人事の印象もとてもよかったです。また私が入社した時点で創業37年、バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災などを乗り越えてきた企業だけに、安心感もあって志望しました。

遠隔医療サービスに出会い、
SEの枠を越える仕事に取り組む

入社後の新人研修でプログラミングなどの基本を学びました。私はそれまでパソコンのキーボード操作すらおぼつかない状態で、理工系出身者とはITに関する知識、技量には大きな差がありました。しかし、理工系の同期に教えてもらえるのは効率的でありがたい、と前向きに考え、また研修以外の時間もWebアプリ、ネットワークなどについて自分で勉強していました。
配属先はエンタープライズビジネスグループ。ここで遠隔医療サービスに携わりました。このサービスはアンギオ(血管造影法)による血管治療の映像を、ビデオ通話技術を応用して遠隔地の病院に送り、治療や若手医師の指導に役立てるもの。アンギオは細いカテーテルを血管に挿入し、診断用の撮影や治療を行う手法です。遠隔医療サービスを使えば、執刀する医師が遠隔地の名医の指導を受けることができます。このサービスは大学病院との共同研究によって改善してきたものです。私はサービスの立ち上げ段階から参加しました。
現在の仕事はシステム開発やテスト、病院での検証、ユーザーからのヒアリングやフィードバックなど、多岐に渡ります。お会いする関係者も大学病院の医師や情報システム管理担当者、医療機器メーカー、ベーシックの開発、運用、販促メンバーなど多彩です。「手に職」という専門性を志向して進んだ道ですが、想像もしていなかった総合性のある仕事にも携わることになりました。しかし狭義のSEの枠を越えるような仕事は非常におもしろく、充実した日々を送っています。

医師の方々に貢献したときの達成感を力に
前へ進みたい

遠隔医療サービスのシステムは当初、主要機能が動かない状態でした。そこから自分で選定した技術を搭載するなど、試行錯誤の末、製品化にこぎつけることができました。それだけに製品をリリースしたときの達成感は大きかったですね。
このサービスは現在、ベーシックの「DxDoor」シリーズとして、医療機器メーカーや医療機関等へ展開しています。私は現在、システム開発と、医師をはじめとする関係者の要望の把握の二本柱で仕事をしています。実際の治療を見ることもあります。そうしたときは、医師の方々の役に立っていることにやりがいを感じます。この製品は脳血管治療に特化した「DxDoor Neuro」に加え、他の診療科にも対応したシリーズとして発展予定です。医師のニーズも治療方法も異なるため、今後シリーズごとにどのような機能を組み込むかなどの議論を重ねています。
今後は、まずは安心して開発のリードを任せてもらえるような技術者になりたいですね。そして技術、プロジェクトの進め方についての経験を積み、いずれはプロジェクトマネジメントをする立場になり、お客様の課題を解決していきたいと考えています。

求職者へのメッセージ

私の場合、入社時には「やりたいこと」は明確ではなく、実際に仕事をする中で見つけていきました。それができるのがベーシックという会社のすばらしさだと思います。また入社2年目で、システムに組み込む重要な技術の選択など、責任ある仕事を任されることも他社では滅多にないことだと思います。ITスキルがまったくないところから始めた私ですが、今は、新人研修のコーチや新人の資格取得のサポートもしています。未経験者でも、やりたいことがまだ見つからない人も、ベーシックならきっと見えてくる道があると思います。

One Day Schedule

9:00 業務開始。メールチェック。
9:30 チームでの朝会。今日、実行するタスクを確認する。
10:00 「DxDoor」の機能開発、新機能の検討などを行う。
12:00 昼食
13:00 「DxDoor」の機能開発
15:00 病院訪問に先立って、先方の要望に対する方向性などを決めるため、
開発チーム、販促チームが打ち合わせ。
16:00 「DxDoor」を導入している病院を訪問。
医師からのフィードバック情報を収集。手術現場での使い勝手などを聞く。
また契約関連事項について話す。
18:00 業務終了

※医療機関などへの訪問以外はすべてテレワーク