順天堂大学様
高度遠隔手術教育システム共同研究
#DxDoor#ICT

株式会社ベーシックと順天堂大学が共同研究を開始

~地域医療貢献を目指した高度遠隔手術教育システムの社会実装~

 株式会社ベーシックと順天堂大学(東京都文京区、学長:代田浩之)医学部脳神経外科学講座の寺本紳一郎准教授は、当社が保有するICT技術を利用した遠隔コミュニケーションシステムを基盤に、高度遠隔手術教育システムの社会実装に向けた共同研究を開始しました。

医療機器メーカー各社へ研究状況を共有する様子
2025年11月取り組み:医療機器メーカー各社へ研究状況を共有

研究詳細

背景

 近年、地域医療は医療資源の分布の偏りや、医療従事者の働き方、人口動態の変化などが複雑に絡み合い、不均衡な状況を生み出しています。特に地域医療の外科医不足は深刻な問題であり、地域医療を担う外科医は術者不足を補うために広範囲の知識と手術手技を必要とします。しかしながら、都市部より手術を学ぶ場は限られ、外科習熟医の育成は課題となっています。そこで、我々は外科医が勤務地にいてもエキスパートの手術教育を得られるシステムを構築して、地域医療に貢献するという構想を持ちました。

本システムの開発目標

  1. 多拠点の遠隔地を対象とした円滑な双方向リモート通信
  2. セキュリティ保護下でリアルタイム術中情報に即時かつ簡単にアクセス
  3. 既存システムより低コストで高度なデジタルツールの搭載

研究内容

 ベーシックの遠隔コミュニケーションシステムは、大きなタイムラグなく動画・音声を双方向に伝送することが可能で遠隔地間の医師コミュニケーションを図ることを目的に設計されたものです。現在の外科手術が、大画面モニターで手術参加者全員が情報共有を行いながら手術を行う鏡視下手術へ移行していることから、この術中モニター情報を遠隔地にいる外科医もリアルタイムに共有できるように、ベーシックの遠隔コミュニケーションシステムを基に手術教育システムを構築します。
寺本准教授と連携して、はじめに脳神経外科領域における高度遠隔手術教育システムを共同開発し、将来的に外科領域全般への活用を目指します。

製品紹介

組織プロフィール

組織名 順天堂大学
所在地 東京都文京区本郷2-1-1
創立 1838年
ウェブサイト

※本文中の社名、製品名、ロゴは各社の商標または登録商標です。
※記載情報は掲載当時(2025年12月)のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください

東京本社 〒169-0075
東京都新宿区高田馬場 1-31-18
高田馬場センタービル
☎ 03(3204)2241 FAX:03(3204)8490

関西事業所 〒541-0053
大阪府大阪市中央区本町1-6-16
いちご堺筋本町ビル
☎ 06(6267)8003 FAX:06(6267)8004

新潟事業所 〒950-0911
新潟県新潟市中央区笹口 1-20-5
ファイビル
☎ 025(246)9588 FAX:025(246)9599